「電気とガスを東京ガスでまとめると、今よりもお得になる」ということは知っているけど、メリットやデメリットがわかりにくいので、「取りあえずそのまま」で放置してしまっていませんか?

実際、こういう事でお困りの方が多いです。
安くなるプランに、自動的に変更してくれる仕組みがあればいいのですが、そんな便利なサービスはありませんよね。
絶対に、1回だけは自分で手続きする必要がありますが、その1回をクリアすれば、あとは何もしなくても毎月電気代が安くなります。
要点をまとめてメリットとデメリットを解説していますので、「電気代を少しでも安くしたい」とお困りの方は、ぜひ活用してください。
東京ガスの電気のメリットは?
東京ガスの電気に切り替えるメリットは、当然ですが「電気代が安くなる」ということですよね。
ただ、電気代が安くなるとはいっても、現在の契約プランや月々の電気料金によって、割引率や金額は違います。

東京ガスの電気に切り替えるメリットがある対象は?
東京ガスの電気に切り替えて安くなる可能性があるのは、東京電力で以下のプランを契約している場合です。
- 従量電灯B
- 従量電灯C(今回はご紹介していません)
- 低圧電力(今回はご紹介していません)
東京電力の従量電灯Bから、東京ガスの電気のプラン、「ずっとも電気1」 or 「ずっとも電気1S」に切り替えることで、電気料金が安くなります。
参考
- ずっとも電気1・・・月々の電気代の平均が6,600円以上
- ずっとも電気1S・・・月々の電気代の平均が6,600円未満

その前に、念のため、料金表の各項目についてご説明しておきます。
<<料金表の項目の説明>>
①契約電流 | ②現在の月額 | ③現在の年間料金 | ④安くなる金額 | ⑤東京ガスのプラン |
①契約電流:東京電力で契約している電気のA(アンペア)
②現在の月額:東京電力に毎月支払っている金額
③現在の年間料金:東京電力に1年間で支払っている金額
④安くなる金額:東京ガスの電気に切り替えた場合、1年間で安くなる金額
⑤東京ガスのプラン:東京ガスの電気料金プラン
電気使用量が1ヶ月200kwh程度の場合
1ヶ月の電気使用量が200kwhの場合、月々の電気代は5,500円(30A)~6,350円(60A)くらいです。
契約電流 | 現在の月額 | 現在の年間料金 | 安くなる金額 | 東京ガスのプラン |
30A | 5,502円 | 66,024円 | 1,392円 | ずっとも電気1S |
40A | 5,783円 | 69,396円 | 1,404円 | ずっとも電気1S |
50A | 6,064円 | 72,768円 | 1,416円 | ずっとも電気1S |
60A | 6,345円 | 76,140円 | 1,452円 | ずっとも電気1S |
※電気料金や割引額は、時期によって変動することがあります。
※試算結果は概算料金ですのでご自身でもシミュレーションしてください。
電気使用量が1ヶ月350kwh程度の場合
1ヶ月の電気使用量が350kwhの場合、月々の電気代は9,750円(30A)~10,650円(60A)くらいです。
契約電流 | 現在の月額 | 現在の年間料金 | 安くなる金額 | 東京ガスのプラン |
30A | 9,782円 | 117,384円 | 7,380円 | ずっとも電気1 |
40A | 10,063円 | 120,756円 | 7,392円 | ずっとも電気1 |
50A | 10,343円 | 124,116円 | 7,380円 | ずっとも電気1 |
60A | 10,624円 | 127,488円 | 7,380円 | ずっとも電気1 |
※電気料金や割引額は、時期によって変動することがあります。
※試算結果は概算料金ですのでご自身でもシミュレーションしてください。

電気使用量が1ヶ月500kwh程度の場合
1ヶ月の電気使用量が500kwhの場合、月々の電気代は14,450円(30A)~15,350円(60A)くらいです。
契約電流 | 現在の月額 | 現在の年間料金 | 安くなる金額 | 東京ガスのプラン |
30A | 14,463円 | 173,556円 | 14,736円 | ずっとも電気1 |
40A | 14,744円 | 176,928円 | 14,748円 | ずっとも電気1 |
50A | 15,025円 | 180,300円 | 14,748円 | ずっとも電気1 |
60A | 15,306円 | 183,672円 | 14,748円 | ずっとも電気1 |
※電気料金や割引額は、時期によって変動することがあります。
※試算結果は概算料金ですのでご自身でもシミュレーションしてください。

今の電気代がいくら安くなるのかについては、東京ガス料金シミュレーションでチェックしてくださいね。
東京ガスで電気とガスを一本化するメリットは料金以外にもある!
東京ガスの電気には電気料金以外にも、メリットが2つあります。
- 生活まわり駆けつけサービス
- 電気トラブルサポート

※1に関しては、「ずっとも電気1S」は対象外です。
1.生活まわり駆けつけサービス
画像出典:東京ガス公式サイト
次の3つのトラブルに対応しているサービスです。
【水回りのトラブル】
「水漏れ」「水が流れない」「水が詰まってしまった」などです。
【玄関鍵のトラブル】
「玄関のカギを失くしてしまった」「鍵が開かないようになった」などです。
【窓ガラスのトラブル】
「窓ガラスのヒビ」「窓ガラスが割れた」などです。
トラブルが発生した際、電話をすれば専門スタッフが駆けつけてくれて、30分以内の作業費が無料になるサービスです。
使わないに越したことはないサービスですが、24時間365日受付しているので、もしもの時は安心ですね。
※事務所や飲食店は対象外です。
2.電気トラブルサポート
「分電盤やブレーカーの不具合」、「スイッチやコンセントが使えない」など、電気設備に関するトラブルが発生した時に、専門スタッフが原因を調査に来てくれるサービスです。
24時間365日受け付けで、一次対応の出張費・60分以内の原因調査費が無料になります。
東京ガスの電気プラン「ずっとも電気」に加入している方であれば利用可能です。
東京ガスの電気のデメリット


電気の品質や停電時の対応は?
電気の品質は、今と全く一緒なので停電になりやすくなる、というようなこともありません。
停電になった時の復旧の早さも、今と同じです。

電気の検針票や請求は?
東京ガスで電気とガスをまとめると、検針票が1枚になります。
今まで、別々で管理しないといけなかったものが、一緒になるので管理がしやすくなりますね。
月々の請求は、電気とガスの合算請求です。
合算請求といっても、ガス代○円、電気代○円とわかるようになっています。
東京ガスの電気には、解約の違約金がありませんので、いつでも他社に切り替えることができます。
ですので、「デメリットがなく、電気代が安くなるサービス」なので、シュミレーションをしてみて電気代が安くなるようであれば、契約を切り替えないと損をしてしまいますね。
結局、電気とガスを東京ガスでセットにまとめた方がお得なのか?
電力会社を変更された(される)方に理由を聞くと、ほとんどの方が「料金が安くなった(なるから)」と答えられます。
同じ品質のものであれば、100円高いよりも100円でも安い方がいいですよね。
インターネット回線を変更する場合であれば、料金の他に、「ネットの速度が速い」とか「Wi-Fiが繋がりやすい」などの理由がありますが、電力会社の変更の場合、そういった品質的な違いがありません。
単純に毎月の電気代が「高くなるのか」「安くなるのか」だけです。
料金シュミレーションをしてみて、今よりも高くなってしまう場合は、当然ですが切り替えない方がいいです。
反対に、1年で1,000円でも2,000円でも安くなるのであれば、切り替えをしないと損をしてしまいます。



現在の契約プランによって、電気代の割引額が違いますので、契約を切り替える前に一度シミュレーションをするようにしてくださいね。