「東京電力と東京ガス、どちらでまとめるのがお得なんだろう?」
「電気とガスをセットにしてもデメリットはないの?」
「自分に合った選び方を知りたい」
電気代とガス代は毎月絶対かかるお金なので、出来れば少しでも安くしたいですよね。
でも、東京電力と東京ガス、どちらの会社も同じようなことを言っているので分かりにくいはず。
私は電力販売の仕事をしているので、一人暮らしを始めた社会人や大学生の方から「どちらのほうが安くなりますか?」と質問を受けることもあります。
「どちらのほうが安くなりますか?」の答えとしては、東京ガスで電気とガスをセットにした方が安くなることが多いです。
「安くなることが多い」、と曖昧な回答になってしまう理由は、月々の光熱費や契約プランによっても違うからです。
そこでこの記事では、あなたに合った選び方が分かるように解説しています。
この記事を読めば、電気代とガス代が安くなって、月々の支払いや生活費が少しラクになりますよ。
【シンプルな選び方】東京電力と東京ガスのセットプラン|一人暮らしはコレでOK!
「どちらが安くなるかを知りたいけど、細かい料金シミュレーションは苦手...」
そんな方にピッタリな方法があります。
その方法とは、
- ガス代を安くしたいなら、東京電力で電気とガスをまとめる
- 電気代を安くしたいなら、東京ガスで電気とガスをまとめる
ざっくり言ってしまうとコレだけです!
東京電力・東京ガス、お互いに相手の顧客を奪いたい
なぜ、上記のような選び方になるかと言うと、東京電力も東京ガスもライバルの顧客を奪いたいからです。
東京電力は電力会社、東京ガスはガス会社ですよね。
ということは、
- 東京電力は、東京ガスでガスを契約している顧客を奪いたい
- 東京ガスは、東京電力で電気を契約している顧客を奪いたい
ライバル会社の顧客を奪うためには、ライバル会社より料金を安くする必要があります。
なので、「東京電力は東京ガスよりガス料金を安く」、「東京ガスは東京電力より電気料金を安く」、お互いに料金を安く設定しています。
ここからは、東京電力と東京ガス、それぞれのセットプランについて詳しく解説していきます。
東京電力と東京ガスどちらがお得かを比較
東京電力と東京ガス、それぞれの割引金額について紹介していきます。
下記の契約プランで試算しています。
料金試算条件
- 電気:東京電力 従量電灯B 40Aを契約中
- ガス:東京ガス 一般料金を契約中
東京電力から東京ガスに電気の契約を変更した場合
東京電力から東京ガスに電気の契約を変更した場合、つまり東京ガスで電気とガスをまとめた時の割引金額です。
現在の月々の電気代(使用量) | 1年間で安くなる電気代 |
約3,600円(120kwh) | 240円 |
約5,800円(200kwh) | 1,400円 |
約8,200円(300kwh) | 3,440円 |
※料金は試算のため、必ず公式サイトでシミュレーションのうえご確認ください
月々の電気代が高くなるほど、安くなる金額が大きくなります。
【東京ガスから東京電力にガスの契約を変更した場合】
東京ガスから東京電力にガスの契約を変更した場合、つまり東京電力で電気とガスをまとめた時の割引金額です。
現在の月々のガス代(使用量) | 1年間で安くなるガス代 |
約2,150円(10㎥) | 792円 |
約3,550円(20㎥) | 1,308円 |
約4,800円(30㎥) | 1,764円 |
※料金は試算のため、必ず公式サイトでシミュレーションのうえご確認ください
月々のガス代が高くなるほど、安くなる金額が大きくなります。
東京電力と東京ガス まとめるならどちらを選ぶべきかの基準
先ほどの割引金額の表をもとに、月々の電気代とガス代に合わせたシミュレーション結果を紹介していきます。
月々の電気代が5,800円・ガス代が2,150円の場合
東京ガスで電気とガスをセットにした方がお得です。
東京電力 | 東京ガス | |
ガス代 | 792円 | ー |
電気代 | ー | 1,400円 |
合計 | 792円 | 1,400円 |
※料金は試算のため、必ず公式サイトでシミュレーションのうえご確認ください
月々の電気代が5,800円・ガス代が3,550円の場合
東京ガスで電気とガスをセットにした方がお得です。
東京電力 | 東京ガス | |
ガス代 | 1,330円 | ー |
電気代 | ー | 1,400円 |
合計 | 1,330円 | 1,400円 |
※料金は試算のため、必ず公式サイトでシミュレーションのうえご確認ください
月々の電気代が8,200円・ガス代が4,800円の場合
東京ガスで電気とガスをセットにした方がお得です。
東京電力 | 東京ガス | |
ガス代 | 1,764円 | ー |
電気代 | ー | 3,440円 |
合計 | 1,764円 | 3,440円 |
※料金は試算のため、必ず公式サイトでシミュレーションのうえご確認ください
いずれの場合も、東京ガスで電気とガスをまとめた方がお得になりました。
ここまでの結果をまとめます。
- 電気代よりガス代を安くしたい⇒東京電力で電気とガスをまとめる
- ガス代より電気代を安くしたい⇒東京ガスで電気とガスをまとめる
コンセントの電源を抜いたり、電気をこまめに消すのって意味があるの?
「コンセントの電源を抜いたり、電気をこまめに消した方がいい」と一度は聞いたことがありませんか?
まったく意味がないわけではありませんが、光熱費の節約という観点から言うとあまり効果的ではありません。
とくに一人暮らしの場合は。
一人暮らしの場合は、家にいない時間の方が多いですし、そもそも無駄に使っているような電気も少ないと思います。
さらに、電球や電化製品によってはスイッチをON・OFFすることで、かえって電気代が高くついてしまう場合もあります。
「努力した割にはあまり安くならない」ということがよくあります。
ですので、光熱費を節約するのであれば、やはり「契約の見直し」をするのがカンタンで効果的です。
東京電力と東京ガスのセット 一人暮らしの場合まとめるならどっちがお得? まとめ
東京電力と東京ガスのセットプランを選ぶ基準は下記のとおりです。
- ガス代を安くしたいなら⇒東京電力で電気とガスをまとめる
- 電気代を安くしたいなら⇒東京ガスで電気とガスをまとめる
電気とガスをまとめても工事は必要ありませんし、現在契約している会社に解約の連絡も必要ありません。
一人暮らしの場合は、電気代やガス代が元々そこまで高くないので、1ヶ月で安くなる金額は100円~300円くらいのことが多いです。
1ヶ月100円~300円でも、1年間で1,200円~3,600円なので、2年・3年と積み重なっていけば大きな金額になっていきます。
1度手続きしてしまえば、あとは放っておいても勝手に安くなる仕組みですので、「面倒くさい」からといって手続きしないのは勿体ないですね。
全く同じ品質のものであれば、100円高いよりも100円安い方が嬉しいはず。
契約変更の手続きは、電気やガスの検針票があれば、ネットで5分~10分(東京ガスはスマホで1分)で手続きが完了します。
「光熱費を節約したい」とお考えであれば、この機会に見直ししてみると良いですね。