中部電力と東邦ガスまとめるならどっちがお得？

中部電力ミライズ（旧中部電力）と東邦ガス、どちらで電気とガスをまとめた方がお得になるのかわかりにくいですよね。

「光熱費が安くなるならセットにした方がいいのでは？」と思うものの、

メリットやデメリットがわからないので、結局そのまま何もせず放置してしまっていませんか？

実は、わかってしまえば簡単なことですし、切り替え手続きは5分もあれば終わります。

中部電力ミライズ（旧中部電力）と東邦ガス、結局どちらにまとめるべき？

まずは、「結局セットにするならどちらがいいの？」ということから。

月々の光熱費や契約プランによって異なりますが、中部電力で電気とガスをまとめた方が安くなることが多いです。

中部電力の方が安くなる理由は、料金単価が安いからです。

料金単価が安い方が電気代やガス代が安くなる

電気代やガス代は「使用量 × 単価」で計算され、そこに基本料金や燃料調整費などがプラスされます。

電気やガスの「使用量×単価」と聞いてもイマイチわかりにくいかもしれません。

なので、車にガソリンを給油する場合を例に説明します。

「1ℓ150円」と「1ℓ130円」だったら、「1ℓ130円」で給油した方が確実に安くなりますよね。

2台の給油機が並んでいたら、ほとんどの人が「1ℓ130円」を選ぶと思います。

電気とガスも同じで、単価が安いほうを選べば料金が安くなります。

なので、料金を比較する際はガスと電気の単価を見比べればいいだけです。

ガス料金の単価比較

※中部電力ミライズ：「カテエネガスプラン1」の料金単価
※東邦ガス：「がすてきトクトク料金」の料金単価

基本料金・従量料金ともに、中部電力の方が安くなっています。

つまり、中部電力に切り替えた方がガス代が安くなるということです。

電気料金の単価比較

※中部電力ミライズ：「おとくプラン」の料金単価
※東邦ガス：「シンプルプランⅠ」の料金単価

基本料金は同じで、電力量料金の単価は東邦ガスの方が若干安いです。

ただし、それほど差がないのであまり安くならないかもしれません。

なので、ガスと電気のトータルで考えると中部電力でまとめた方が安くなることが多いです。

電気とガスをまとめるデメリット

電気とガスをまとめるデメリットについてです。

停電時の連絡先や対応は？

中部電力から東邦ガスに電気の契約を変えた場合の対応についてです。

東邦ガスの電気に切り替えても、停電時は中部電力が対応します。

電柱や電線を変えるわけではないので、停電が多くなる心配もありません。

Q:電力会社を変えると新たに電線を引かなければならないのでしょうか？また、自分だけ停電が多くなる恐れはないのでしょうか？

A:今ある送配電網を使うので新たに電線を引くことにはなりません。 また、電気そのものの品質や信頼性（停電の可能性など）は、どの会社から電気を買っても同じです。 さらに、契約した電力会社が電気を調達できなかった場合でも、送配電網を管理する会社がその分を補給するので、ただちに電気の供給が止まることはありません。

引用：経済産業省 資源エネルギー庁

ガス漏れ時の連絡先や対応は？

東邦ガスから中部電力にガスの契約を変えた時の対応についてです。

ガス漏れが発生した場合、これまでとおり対応は東邦ガスが行います。

ガスが流れているガス導管が変わるわけではありませんし、品質や安全性も全く同じものです。

Q:引用ガス会社を変えると新たにガス管を引かなければならないのでしょうか？

A:今ある導管網を使うので新たにガス管を引く必要はありませんし、ガスそのものの品質や信頼性は、どの会社からガスを買っても同じです。

引用：経済産業省 資源エネルギー庁

解約金は必要？

中部電力・東邦ガスともに、途中で解約しても違約金は発生しません。

料金が二重請求されるのでは？

中部電力と東邦ガスから二重で料金を請求されることはありません。

なぜならば、電気とガスの契約変更は必ず検針日に合わせて切り替えられるためです。

上の図にあるように、6月3日申込み日で検針日が毎月20日だった場合、6月20日・7月20日のどちらかで切り替わります。

6月13日や7月10日といった中途半端な日では切り替わらず、必ず1ヶ月単位での切替えです。

なので、料金が二重請求されることはありません。

ちなみに、申込み手続きが完了すれば、あとは何もやることはありません。

中部電力と東邦ガスでやり取りしてくれるので、解約手続きも不要です。

申込み手続きは公式サイトで5分程度で完了します。

電気とガスをまとめるには工事が必要？

電気とガスをまとめる際に工事は不要です。

既存の設備を使うので、イメージとしては契約先の変更、つまり料金の支払い先だけ変えるイメージです。

電気：既存の電柱や電線を使用

ガス：既存のガス導管を使用

なので、新しく設備を取り換える必要はありません。

ただし、電気メーターが「スマートメーター」に切り替わっていない場合は取り換えが必要です。

取り換えが必要とはいえ、手配や交換は事業者が勝手にやってくれますし、基本的に立ち会いは不要です。

スマートメーター

電気メーターの取り換えと聞くと「ウチは賃貸マンションだけど大丈夫？」と心配される方もいますが、心配無用です。

退去の時に原状復帰する必要はありません。

スマートメーターの導入は国の政策ですので、取り換えても何ら問題ありません。

中部電力ミライズ（旧中部電力）と東邦ガスの比較の結論

中部電力と東邦ガス、どちらでセットにするべきなのかは「毎月の光熱費や契約プラン」によって異なります。

傾向としては中部電力でまとめが方が得になることが多いですが、一度料金シミュレーションしてみるのが確実です。

シミュレーションしてみて料金が安くなるようであれば、手続きをして早めに切り替えるのがオススメです。

料金が安くなったということは、「今は毎月ムダな光熱費を払っている」ということですので。

電気とガスの契約をまとめる手続きは5分もあれば終わります。

申込み手続きが完了すれば、あとは中部電力と東邦ガスでやり取りしてくれるので、面倒な解約手続きもいりません。