北海道電力とニチデンを毎月の電気代や使用量ごとに比較しました。
ニチデンの公式サイトには、「最大で約20%!電気代の節約ができる」とありますが、ちょっと疑わしいですよね。
【電気代を月に1万円以上ご利用の方は、年間で約1ヶ月分、電気代が安くなる!】
ともありますが、比較した結果、月に1万円以上の電気代でも、年間約1ヶ月分も安くはなりませんでした。
ニチデンの公式サイトには料金シミュレーションがないので、独自に北海道電力との比較をしています。
北海道電力とニチデンの基本料金や単価を比較
北海道電力とニチデン、どちらが安いのかを比較する上でカンタンなのは、基本料金や電気の単価を比べることです。
なので、まずは「北海道電力従量電灯B」と「ニチデン北海道レギュラープランB」の基本料金と単価を比較してみました。
北海道電力とニチデン 基本料金の違い
電気の基本料金は毎月必ずかかるお金です。
契約容量が大きくなるほど、基本料金が高くなります。
契約容量 | 北海道電力 | ニチデン |
20A | 669円60銭 | 636円12銭 |
30A | 1,004円40銭 | 954円18銭 |
40A | 1,339円20銭 | 1,272円24銭 |
50A | 1,674円00銭 | 1,590円30銭 |
60A | 2,008円80銭 | 1,908円36銭 |
どの契約容量であっても基本料金はニチデンの方が安いです。
例えば、北海道電力で契約容量40Aの家庭がニチデンに切り替えると、毎月約67円、年間約800円安くなるということです。
北海道電力とニチデン 電力量単価の違い
電力量単価は、電気の使用量によって変化します。
電力使用量 | 北海道電力 | ニチデン |
最初の120kWhまで | 23円54銭 | 28円40銭 |
120kWhをこえ280kWhまで | 29円72銭 | 27円70銭 |
280kWhをこえる | 33円37銭 | 25円80銭 |
北海道電力は電力使用量が多くなるほど単価が高く、反対に、ニチデンは電力使用量が多くなるほど単価が安くなります。
基本料金と単価はわかりましたが、これだけで比較するのは難しいですよね。
なので次は、毎月の電気代をもとに、北海道電力とニチデンの料金を比較していきます。
あなたの電力使用量はどれくらい?電気代から調べてみよう
先ほど、北海道電力とニチデンの電力量料金を比較した際に、
- 最初の120kWh
- 120kWhをこえ280kWhまで
- 280kWhをこえる
といった数字が出てきましたよね。
北海道電力とニチデンの料金を比較する際、あなたが上の3つのどの使用量に当てはまるかが重要です。
電気の検針票があれば使用量や契約容量はすぐにわかりますが、検針票がなく確認できない方のために電力使用量ごとのおおよその電気代を下の表にまとめました。
【北海道電力 従量電灯B】の電力使用量と電気代
※電気代は、契約容量が20Aの時と60Aの時の料金です。契約容量が10A上がることに電気代は300円程度あがります。
電力使用量 | 契約容量 | 電気代 |
120kWh | 20A~60A | 3,736円~5,076円 |
200kWh | 20A~60A | 6,276円~7,615円 |
280kWh | 20A~60A | 8,815円~10,154円 |
350kWh | 20A~60A | 11,292円~12,631円 |
400kWh | 20A~60A | 13,062円~14,401円 |
450kWh | 20A~60A | 14,831円~16,170円 |
500kWh | 20A~60A | 16,601円~17,940円 |
600kWh | 20A~60A | 20,140円~21,479円 |
※北海道電力2019年10月分の料金を適用
上記の表の電気代をもとに、ご自身の使用量や契約容量をなんとなく把握してもらえたでしょうか?
ご自身の使用量や契約容量が把握できたら、次はいよいよ北海道電力とニチデン、どちらが得なのかを比較します。
北海道電力とニチデン安いのはどっち?
北海道電力とニチデン、どちらが安いのかを比較していきましょう。
料金の比較をニチデンの公式サイトで出来ればいいのですが、残念ながらニチデンの公式サイトには料金シミュレーションがありません。
なので、電気の使用量に合わせて独自に北海道電力とニチデンと比較してみました。
まず、毎月の電気代ですが、「電気の使用量」×「単価」で計算されます。(厳密に言うと燃料調整費など他にかかる料金もありますが、単純計算で比較するため、ここでは除外しています)
電気代は「電気の使用量」×「単価」で計算されるということを踏まえたうえで、契約容量や電力使用量ごとに比較していきます。
契約容量が20Aの場合
契約容量20Aは、電気の使用量が少ない家庭や一人暮らしの場合などですね。
電力使用量ごとの比較は下記の表のとおりです。
※計算をわかりやすくするために「電気の使用量」×「単価」+基本料金のみで計算しているので、実際の料金とは異なりますので一つの目安でお考えください。
電力使用量 | 北海道電力 | ニチデン |
120kWh | 3,494円 | 4,044円 |
200kWh | 5,842円 | 6,232円 |
280kWh | 8,219円 | 8,448円 |
300kWh | 8,853円 | 8,938円 |
350kWh | 10,522円 | 10,228円 |
450kWh | 13,859円 | 12,808円 |
契約容量が20Aの場合、電気の使用量が350kWh以上でないと、ニチデンに切り替えてもメリットがありません。
契約容量が30Aの場合
電力使用量ごとの比較は下記の表のとおりです。
※計算をわかりやすくするために「電気の使用量」×「単価」+基本料金のみで計算しているので、実際の料金とは異なりますので一つの目安でお考えください。
電力使用量 | 北海道電力 | ニチデン |
120kWh | 3,829円 | 4,362円 |
200kWh | 6,177円 | 6,550円 |
280kWh | 8,554円 | 8,766円 |
300kWh | 9,188円 | 9,256円 |
350kWh | 10,857円 | 10,546円 |
450kWh | 14,194円 | 13,126円 |
20Aの時と同様に、月々の電力使用量が350kWhを超えなければ、ニチデンに切り替えてもメリットがありません。
契約容量が40Aの場合
電力使用量ごとの比較は下記の表のとおりです。
※計算をわかりやすくするために「電気の使用量」×「単価」+基本料金のみで計算しているので、実際の料金とは異なりますので一つの目安でお考えください。
電力使用量 | 北海道電力 | ニチデン |
120kWh | 4,164円 | 4,680円 |
200kWh | 6,511円 | 6,868円 |
280kWh | 8,889円 | 9,084円 |
300kWh | 9,523円 | 9,574円 |
350kWh | 11,192円 | 10,864円 |
450kWh | 14,529円 | 13,444円 |
月々の電気使用量が350kWhを超えているなら、ニチデンに切り替えるメリットがあります。
契約容量が50Aの場合
電力使用量ごとの比較は下記の表のとおりです。
※計算をわかりやすくするために「電気の使用量」×「単価」+基本料金のみで計算しているので、実際の料金とは異なりますので一つの目安でお考えください。
電力使用量 | 北海道電力 | ニチデン |
120kWh | 4,498円 | 4,998円 |
200kWh | 6,846円 | 7,186円 |
280kWh | 9,224円 | 9,402円 |
300kWh | 9,858円 | 9,892円 |
350kWh | 11,526円 | 11,182円 |
450kWh | 14,863円 | 13,762円 |
月々の電気使用量が350kWhを超えているなら、ニチデンに切り替えるメリットがあります。
契約容量が60Aの場合
電力使用量ごとの比較は下記の表のとおりです。
※計算をわかりやすくするために「電気の使用量」×「単価」+基本料金のみで計算しているので、実際の料金とは異なりますので一つの目安でお考えください。
電力使用量 | 北海道電力 | ニチデン |
120kWh | 4,833円 | 5,316円 |
200kWh | 7,181円 | 7,504円 |
280kWh | 9,559円 | 9,720円 |
300kWh | 10,193円 | 10,210円 |
350kWh | 11,861円 | 11,500円 |
450kWh | 15,198円 | 14,080円 |
月々の電気使用量が350kWhを超えているなら、ニチデンに切り替えるメリットがあります。
【結論】
北海道電力とニチデンを比較した結果、月々の電気使用量が350kWhを超えているかどうかが切り替えるポイントでした。
一人暮らしや電気使用量が少ない家庭の場合は、切り替えると電気代が高くなってしまう可能性もあるので注意が必要です。
反対に、毎月の電気代が10,000円以上であれば、ニチデンに切り替えるメリットありです。
ニチデンのメリット
- 電気代が安くなる(毎月10,000円以上支払っている場合)
- エアコン・洗濯機・冷蔵庫の無料修理保証あり
- HISの旅行割引が最大3,000円割引される