大阪ガスから、関西電力に変更するだけで、毎月の料金が安くなる関電ガス。
契約変更の際、だいたいはメリットを多く伝えますが、デメリットは必要最低限のことしか伝えてくれないものです。
「聞かれていないので答えなかった」という営業の人も多いので、変更の際は注意が必要です。
ここでは、関電ガスのデメリットについて詳しく解説していきます。
関電ガスのデメリットとは?
関電ガスに契約を変更する最大のメリットは「ガス代が安くなる」ということです。
そもそも、なぜ大阪ガスより関電ガスの方が安くなるのか?については、関電ガスが安い理由と仕組み 安くならない条件とは?で解説しています。
プロパンガスを利用している場合、関電ガスに変更することが出来ません。
「プロパンガスの料金が高い」とお困りの方は、プロパンガスの料金が高い3つの理由と安くする方法をご覧ください。
ガスを変更する際に最も不安になること、それは緊急時の対応だと思います。
・ガス漏れが発生した時はどうなるのか?
・緊急時の対応が関電だと遅れてしまうのではないか?
・ガスの機器が故障した時の対応は誰がするのか?
などです。
他にも、大阪ガスから関電ガスに変更しても、変わらないこともありますし、変わることもありますので、そのあたりについて詳しく解説します。
関電ガスにした場合のガス漏れの対応は?
大阪ガスを使用している場合、ガス漏れが発生すれば、当然大阪ガスが対応しますよね。
では、関電ガスに変更した場合はというと、「大阪ガス」が行います。
ガス事業法というものがあるので、関電ガスに切り替わったとしても、そこは変わりません。
ガス漏れの連絡はどこにする
ガス漏れの場合、連絡は関電に行います。
関西電力に電話すると、関電から大阪ガスに連絡が行く仕組みです。
関電からのパンフレットやステッカーに、緊急の場合の連絡先が記載されていますので、万が一の時の為に確認しておいた方が良いと思います。
各エリアによって連絡先が分かれています。
出典:関西電力公式サイト
ガス漏れの対応が関電だと遅くなるのでは?
緊急時の対応の速さは同じです。
関電はガスは作っていますが、家庭やお店に届くまでのガス配管(導管)は、大阪ガスのものです。
ですので、緊急時には大阪ガス・関電ガスに関係なく、迅速に対応する仕組みです。
ちなみに、これと反対で大阪ガスが電気事業を行っていますが、電気を関電から大阪ガスに変更したとしても、停電時の対応は関西電力が行います。
関電ガス 機器が故障した場合は?
関電ガスに変更後、機器が故障した場合は関電ガスが行います。
厳密にいうと、サポートショップなどが行うようになります。
イワタニ産業という、LPガスを取り扱っている会社がサポートする形です。
大阪ガスから関電ガスに変更して変わること
大阪ガスから関電ガスに切り替えると、変更になることがあります。
①毎月、大阪ガスから届いている「ガス使用量の用紙」が届かなくなる
②料金の支払いをコンビニ払い(請求書)にしている場合は、別途費用がかかる
この2点が変更になります。
順番に説明していきます。
①ガス使用量の用紙(検針票)が届かなくなる
請求書とは別に、毎月ガスの使用量と請求予定金額が、記載されている用紙です。
飲食店などでは、使用量の用紙で管理している方もいると思いますので、注意してください。
・ガス使用量の書面発行(110円)
・「はぴeみる電(webサイト)」に登録
②コンビニ払い(請求書)にしている場合、別途費用がかかる
関電ガスは、基本的に「口座引き落とし」か「クレジット決済」に対応しています。
請求書払いを継続したまま、関電ガスに変更する場合は、毎月220円(年間2,640円)も計算に入れて、変更するかどうかを検討した方が良いと思います。
関電ガスのデメリットのまとめ
大阪ガスから関電ガスに変更するデメリットは、大きなものは特にありません。
ガス漏れや機器の故障なども、今と変わらないサービスを受けることが可能です。
デメリットを上げるとしたら、
・毎月の検針票が届かなくなる
・請求書払いは220円(毎月)必要
ということです。
大阪ガスの契約プランが「一般料金」「もっと割」であれば、関電ガスに変更すれば必ず安くなります。
電気とセットの「なっトクパック」に切替えれば、電気代とガス代がさらに安くなるので、一度料金シミュレーションしてみてください。