関西電力のオール電化プラン「はぴeタイム」の新規受付が2019年3月31日で終了して、新しく「はぴタイムR」というプランが出てきました。
この「はぴeタイムr」がお得なのかどうかが、わかりにくい方も多いのではないでしょうか?
そこで、関西電力の新しい電気料金プラン「はぴeタイムr」について詳しく解説していきますので、最後までお読みいただければ「はぴeタイムr」に切り替えるべきかどうかがハッキリするはずです。
電気代が安くなってもプランを変更しない方が良い家庭もありますので、そのあたりも一緒に解説しています。
はぴeタイムRには自動的に切り替わらない
「はぴeタイム」「時間帯別電灯」「季時別電灯PS」に代わり、2019年4月から「はぴeタイムR」が提供開始されましたが、自動的に切り替わるわけではありません。
「はぴeタイムr」に切り替える際は、料金シミュレーションを行ったあと、申し込み手続きが必要です。
申込みはWEB手続きは不可で、関西電力の「はぴeライフコール」での電話手続きとなります。
はぴeライフコール:0800-0800-500(9時~20時)
ガイダンス「1」で手続きできます。
はぴeタイムとはぴeタイムRの違いと比較
「はぴeタイム」と「はぴeタイムr」の違いは料金体系です。
この料金体系を理解せずに切り替えしてしまうと、結果的に電気代が値上がりしてしまう可能性があります。
はぴeタイムrは料金単価が改悪された?
オール電化の最大のメリットは、深夜の時間帯(23時~7時)の電気料金単価が安いことです。
この電気料金単価が安い時間を利用して、洗濯物や掃除などをしている方も多いと思います。
ただ、はぴeタイムrはこの深夜帯の料金が値上がりしています。
【平日の場合(月曜日~金曜日)】
はぴeタイム はぴeタイムR 7時~10時 23.05円 22.47円 10時~17時 31.19円 25.86円 17時~23時 23.05円 22.47円 23時~7時 10.51円 14.93円 出典元:関西電力公式サイト
【休日扱いの場合(土日祝日等)
はぴeタイム はぴeタイムR 7時~23時 23.05円 22.47円 23時~7時 10.51円 14.93円 出典元:関西電力公式サイト
IHコンロを使用している場合は、「はぴeタイムR」の基本料金と使用料金がさらに5%割引になります。
はぴeタイムとはぴeタイムRを比べたときに、最も大きい違いは
- 平日の10時~17時の単価
- 23時~7時の単価
この部分です。
切り替えるべきかのポイントは2つあります。
まず1つめが、平日の10時~17時・23時~7時の間にどれだけの電気を使っているかです。
そして、もう1つが現在の料金プランです。
はぴeタイムからはぴeタイムRに切り替えるべきかの基準について
さきほど紹介したように、はぴeタイムからはぴeタイムrに切り替えるべきかは、
- 平日の10時~17時・23時~7時の間にどれだけの電気を使っているか
- 現在の料金プランの確認
この2点です。
平日昼間の時間帯によく電気を使うなら切り替えるとお得になることも
平日昼間の時間帯、つまり10時~17時の間に電気をよく使う家庭はメリットが出ることもあります。
はぴeタイムrは、はぴeタイムに比べると平日10時~17時の単価が4円以上安くなるので、使用量が多い場合は安くなる可能性があります。
IHクッキングヒーターを使用していると、電気代が安くなる可能性がさらにUPします。
反対に、深夜の時間帯に洗濯機を回したりしていて、電気をメインで使う時間帯が17時~深夜にかけてが多い家庭は、切り替えると高くなってしまいます。
安くなるかどうかは、関西電力のはぴeみる電でシミュレーションできます。
現在のはぴeタイムの料金プランが「マイコン型割引」か要確認
契約している「はぴeタイム」に「マイコン割引」が付帯している場合は、「はぴeタイムr」に切り替えないようにしてください。
はぴeタイムの契約を開始したのが2016年4月1日以降であれば、マイコン割引はついていません。
- ※「通電制御型(マイコン型)蓄熱式機器割引」「5時間通電機器割引」については、2016年4月1日以降、新規加入を停止しております。2016年3月31日時点でご加入いただいているお客さまが転宅等により契約を廃止される場合または「はぴeタイム」以外のご契約メニューへ変更される場合は、割引の適用は終了いたします。
はぴタイムrのデメリットは?
シミュレーションした結果、安くなっても切り替えない方が良い場合もあります。
はぴeタイムプランの新規受付は、2019年3月31日で終了しました。
そのため、「はぴeタイム r」に切り替えてしまうと、「はぴeタイム」に戻すことができません。
電気代が安くなっても切り替えない方がいいのはこんな人
例えば、今は昼間に電気を使っていることが多いけれど、近い将来、昼間の電気の使用量が少なくなる(夜間の電気の使用量が多くなる)ような場合は、変更しない方が良いかもしれません。
今は電気代が安くなったとしても、将来的に電気代が値上がりするのが目に見えていますからね。
はぴeタイムrに変更しても、現在の支払方法は引き継がれるので、改めて手続きする必要はありません。
はぴeタイムrのメリットとデメリットのまとめ
これまで紹介した「はぴeタイムr」についてのまとめです。
- はぴタイムから自動的に変更されるわけではない
- 切り替えは電話手続き
- 平日の10時~17時に電気をたくさん使っている場合は安くなる可能性がある
- はぴeタイムに「マイコン割引」が付帯している場合は切り替えない方がいい
- はぴタイムrに変更すると、はぴタイムには戻せない
メリットがないわけではありませんが、安くなる家庭は限定されています。
なので、切り替える前にシミュレーションして、生活リズムのパターンに変更がないかも考慮した上で切り替えるようにしてください。