関西エリアに在住している方だと、ガスや電気の契約変更は、まず大阪ガスと関西電力が候補にあがると思います。
電力自由化やガス自由化になって、よく質問や相談を受けるのが、「大阪ガスと関西電力どっちでまとめる方が安くなる?」ということです。
それに対しての答えは、毎月の料金や契約プランによって変わりますが、経験上、関西電力でまとめた方が安くなることが多いです。
関西電力でまとめた方が安くなる理由を順番に解説していきます。
大阪ガスと関西電力を料金シュミレーションで比較
※現在の料金プランが、大阪ガスの【床暖料金】や【マイホーム発電料金】、関西電力の【はぴeタイム】などの料金プランで契約している方は、契約を切り替えると料金が高くなってしまいますので、契約を変更しないようにしてください。
契約を変更した方が安くなるのは、以下のプランを契約している方です。
- 大阪ガス:「一般料金」「エコジョーズ料金」「もっと割料金」「あきない割」
- 関西電力:従量電灯
関西電力と大阪ガスの比較をしていきます。
試算条件
- 電気:関西電力の従量電灯Aを契約中
- 電気料金は毎月10,000円程度
- ガス:大阪ガスのGAS得プラン もっと割を契約中
- ガス料金は毎月8,000円程度
【電気料金単価の比較表】
大阪ガスの電気 | 関西電力 (なっトクでんき) | |
最低料金 | 279.82円 | 279.82円 |
15kwhをこえ120kwhまで | 19.95円 | 19.94円 |
120kwhをこえ350kwhまで | 24.45円 | 23.66円 |
350kwhをこえる分 | 27.33円 | 27.29円 |
※最低料金は電気を使用していなくても必要な料金です。
※料金単価は2018年7月分
【ガス料金単価の比較表】
料金表 | 料金区分 | 大阪ガス | 関西電力 |
A料金 | 基本料金 | 1500.00円 | 745.10円 |
単位料金 | 123.37円 | 146.63円 | |
B料金 | 基本料金 | 1507.00円 | 1243.70円 |
単位料金 | 123.02円 | 121.70円 | |
C料金 | 基本料金 | 1523.00円 | 1249.20円 |
単位料金 | 122.70円 | 121.59円 | |
D料金 | 基本料金 | 1930.00円 | 1658.20円 |
単位料金 | 118.63円 | 117.50円 |
※ガス料金はH料金までありますが省略します。
※基本料金はガスを使用していなくても必要な料金です。
※料金単価は2018年7月分
大阪ガスで電気とガスをまとめた場合の料金
【大阪ガスに変更後のプラン】
- ガス:もっと料金(電気セット割引あり)
- 電気:ベースプランA-G
年間約8,000円安くなるので、1ヶ月約670円割引きになります。
関西電力で電気とガスをまとめた場合の料金
【関西電力に変更後のプラン】
- ガス:「なっトクプラン」
- 電気:「なっトクでんき」
年間約12,000円安くなるので、1ヶ月約1,000円割引になります。
大阪ガスと関西電力を比較すると、年間で4,000円の差額になりますので、関西電力で電気とガスをまとめた方がお得ということになります。
大阪ガスと関西電力の違いや、メリットやデメリットについては大阪ガス電気と関電ガスのメリットデメリット・仕組みや解約金のまとめをご覧ください。
光熱費を安くする方法|関西エリア在住の場合
関西エリア在住の場合、光熱費を削減できる可能性が一番高い方法は、ガスは関西電力、電気は新電力会社、に分ける方法です。
新電力会社とは、電力自由化によって選べるようになった会社のことです。
大阪ガスの電気も新電力会社の一つです。
どこの会社で契約しても、緊急時の対応や電気の品質は今までと同じです。
ですので、選ぶ基準は最低料金と単価の安さです。
大阪ガスと関西電力まとめるならどっちが安い?のまとめ
毎月の電気代・ガス代にもよりますが、大阪ガスと関西電力まとめるなら、関西電力でまとめた方が安くなる可能性が高いです。
ただ、電気とガスをセットで契約するよりも、「ガスは関西電力」「電気は新電力会社」で分けた方がトータルの光熱費を節約することが出来ます。
ガスも電気も、どこの会社に契約を切り替えても、品質や緊急時の対応などは全く同じですので、切り替えるうえで大切なポイントは料金の安さです。
「光熱費を節約したい」とお考えであれば、一度シミュレーションして比較してみてはいかがでしょうか。