「JCOMで電気もセットにするとお得になるのかな?」
「J:COM電気のメリットやデメリットを詳しく知りたいなぁ・・・」
「電気代が安くなるんだったら、JCOMじゃなくても良いんだけど、どこか安い会社ないかな?」
JCOMのネットやTVとのセット割引で、電気代が安くなる「J:COM電力」。
もうJ:COM電力のホームページはご覧になりましたか?
「J:COMのホームページは見たけど、結局どういうことなのかわからない・・・」
JCOM電力の公式サイトで理解するのは、かなり難しいんですよね。
私は、「電力会社」や「ガス会社」の契約の切り替えの仕事をしていますが、私でも「JCOMの電気ってわかりにくいな」と思います。
まず大前提として、JCOMの電気にする前に確認しておくべきことが、1つあります。
それは、「今後2年間(集合住宅は1年間)、JCOMのNETやTVのサービスを契約し続けるかどうか」です。
というのも、JCOMで電気を契約した場合、2年(集合住宅は1年)の契約縛りの期間が発生します。
この期間に解約すると、解約金が発生します。
JCOMのサービスを、解約するかもしれない。
そんなあなたは、他の電力会社で契約した方がいいですよ。
電気とガスのセット割引のことがよくわかる!
>>電気とガスをまとめるメリットとデメリット!結局どっちが得なの?
契約縛りなしで、解約金も0円なのに安い!
>>おすすめの電力会社をみる
反対に、ネットやテレビなどをこの先も【ジェイコム】で契約し続けるのだったら、J:COM電力を検討する価値がありますよ。
JCOM電気のメリット
まずは、電力会社を変更する最大の目的、メリットについてです。
セット割引がある
J:COMのネット回線やTVサービスを利用していれば、月額料金が割引になります。
セットの割引額は、最大で12,000円です。
ただし、住んでいるエリアや、契約しているプランによって割引額が異なります。
電気代が安くなる
電気代が安くなる、このメリットがなければ切り替える意味がありませんよね。
現在、東京電力や関西電力のような大手電力会社を契約している場合、今よりも電気料金が安くなることがあります。
ただし、J:COM電気は供給エリアが限られています。
支払いが一つにまとまるので管理がラク
J:COMで電気やガスをまとめると、支払いが一つにまとまるので管理がラクになります。
支払い方法は、口座振替・クレジットカードのどちらかです。
セットにすればガス代も安くなる?
J:COMは、ガスもセットで契約することができます。
ただし、ガスも契約できるのは、「東京ガス」「大阪ガス」のエリアのみです。
次は、JCOM電気のデメリットについて解説していきます。
JCOM電気のデメリット
契約を変更する際に、メリット以上に注意しておく必要があるのが、デメリットです。
電力自由化(電気会社の変更)は、通常デメリットと呼べるデメリットがないのが特徴です。
ただ、J:COM電力には5つのデメリットがあります。
違約金が高い
違約金がとにかく高いです。
なぜ違約金が高いのかは謎ですが、新電力会社の中でも、かなり高い部類に入ります。
- 戸建住宅:20,000円
- 集合住宅:10,000円
契約期間中に解約すると、上記の違約金が請求されます。
契約期間しばりがある
JCOM電気の契約期間は、戸建てと集合住宅で違います。
- 戸建住宅:2年間の自動更新
- 集合住宅:1年間の自動更新
自動更新なので、更新月以外に解約すると、先ほど紹介した違約金が発生します。
画像引用:J:COM公式サイト
電気を契約した時点から新たに2年契約が始まる
電気をセットに契約することで、新しく長期契約がスタートします。
現在契約中のプラン(ネット・電話・TV)も、新たに2年契約になる点に注意してください。
事務手数料が発生する
JCOM電気に契約する際、3,000円の事務手数料が発生します。
J:COMエリア外に引越しすると解約になる可能性がある
J:COMが提供されていない地域に引越しする場合、強制的に解約になります。
ここで1つ疑問点が。
「違約金は払う必要があるの?」
これに関しては、いざ引越しの時になってみないとわかりません。
【引越時に考えられる対応】
- 解約金を免除される
- 解約金を請求される
- J:COMと提携している会社のサービスを案内される
つづいて、j:COM電気の料金プランについて解説をしていきます。
JCOM電気の料金プラン
J:COM電気は、各地域によって料金プランと料金単価が違います。
供給エリアは北海道から九州までなのですが、J:COM電力のエリア分けは、かなり特殊です(笑)
下記から、お住いのエリアを選んでください。(ページ内で移動します)
札幌エリアのJ:COM電力の料金プラン
対象:北海道電力で、従量電灯B or Cを契約していること
北海道電力からJ:COM電力に切り替えた場合、「いくら安くなるのか?」をシミュレーションした表です。
電気代は毎月変動しますが、計算をわかりやすくするために、「1ヶ月10,000円」で計算しています。
つまり、年間電気代が120,000円と仮定して計算しています。
契約プラン(従量電灯B) | 安くなる金額(年間) |
30A(アンペア) | 1,517円/年間 |
40A(アンペア) | 1,168円/年間 |
50A(アンペア) | 830円/年間 |
60A(アンペア) | 666円/年間 |
※J:COM公式サイトのシミュレーション結果
※2019年5月10日時点の結果
仙台エリアのJ:COM電力の料金プラン
対象:東北電力で、従量電灯B or Cを契約していること
東北電力からJ:COM電力に切り替えた場合、「いくら安くなるのか?」をシミュレーションした表です。
電気代は毎月変動しますが、計算をわかりやすくするために、「1ヶ月10,000円」で計算しています。
つまり、年間電気代が120,000円と仮定して計算しています。
契約プラン(従量電灯B) | 安くなる金額(年間) |
30A(アンペア) | 2,001円/年間 |
40A(アンペア) | 1,866円/年間 |
50A(アンペア) | 1,678円/年間 |
60A(アンペア) | 1,031円/年間 |
※J:COM公式サイトのシミュレーション結果
※2019年5月10日時点の結果
関東エリアのJ:COM電力の料金プラン
対象:東京電力で、従量電灯B or Cを契約していること
東京電力からJ:COM電力に切り替えた場合、「いくら安くなるのか?」をシミュレーションした表です。
電気代は毎月変動しますが、計算をわかりやすくするために、「1ヶ月10,000円」で計算しています。
つまり、年間電気代が120,000円と仮定して計算しています。
契約プラン(従量電灯B) | 安くなる金額(年間) |
30A(アンペア) | 2,154円/年間 |
40A(アンペア) | 1,866円/年間 |
50A(アンペア) | 746円/年間 |
60A(アンペア) | 1,284円/年間 |
※J:COM公式サイトのシミュレーション結果
※2019年5月10日時点の結果
関西エリアのJ:COM電力の料金プラン
対象:関西電力で、従量電灯A or Bを契約していること
関西電力からJ:COM電力に切り替えた場合、「いくら安くなるのか?」をシミュレーションした表です。
電気代は毎月変動しますが、計算をわかりやすくするために、「1ヶ月10,000円」で計算しています。
つまり、年間電気代が120,000円と仮定して計算しています。
関西電力にはA(アンペア)契約がないので、シミュレーション結果は1つだけです。
契約プラン | 安くなる金額(年間) |
従量電灯A | 2,445円/年間 |
※J:COM公式サイトのシミュレーション結果
※2019年5月10日時点の結果
下関エリアのJ:COM電力の料金プラン
対象:中国電力で、従量電灯A or Bを契約していること
中国電力からJ:COM電力に切り替えた場合、「いくら安くなるのか?」をシミュレーションした表です。
電気代は毎月変動しますが、計算をわかりやすくするために、「1ヶ月10,000円」で計算しています。
つまり、年間電気代が120,000円と仮定して計算しています。
中国電力にはA(アンペア)契約がないので、シミュレーション結果は1つだけです。
契約プラン | 安くなる金額(年間) |
従量電灯A | 2,201円/年間 |
※J:COM公式サイトのシミュレーション結果
※2019年5月10日時点の結果
福岡・熊本エリアのJ:COM電力の料金プラン
対象:九州電力で、従量電灯B or Cを契約していること
九州電力からJ:COM電力に切り替えた場合、「いくら安くなるのか?」をシミュレーションした表です。
電気代は毎月変動しますが、計算をわかりやすくするために、「1ヶ月10,000円」で計算しています。
つまり、年間電気代が120,000円と仮定して計算しています。
契約プラン(従量電灯B) | 安くなる金額(年間) |
30A(アンペア) | 2,691円/年間 |
40A(アンペア) | 2,400円/年間 |
50A(アンペア) | 2,019円/年間 |
60A(アンペア) | 1,817円/年間 |
※J:COM公式サイトのシミュレーション結果
※2019年5月10日時点の結果
大分エリアのJ:COM電力の料金プラン
対象:九州電力で、従量電灯B or Cを契約していること
九州電力からJ:COM電力に切り替えた場合、「いくら安くなるのか?」をシミュレーションした表です。
電気代は毎月変動しますが、計算をわかりやすくするために、「1ヶ月10,000円」で計算しています。
つまり、年間電気代が120,000円と仮定して計算しています。
契約プラン(従量電灯B) | 安くなる金額(年間) |
30A(アンペア) | 2,691円/年間 |
40A(アンペア) | 2,405円/年間 |
50A(アンペア) | 2,114円/年間 |
60A(アンペア) | 1,817円/年間 |
※J:COM公式サイトのシミュレーション結果
※2019年5月10日時点の結果
J:COM電力はアパートやマンションでも利用できる?
契約している電気が下記のプランだったら、マンションやアパートでも契約可能です。
- 従量電灯B or C:札幌、仙台、関東、福岡・熊本、大分
- 従量電灯A or B:関西、下関
ただし、電気代をマンションの管理会社に支払っている場合は、契約変更できません。
切り替えられるのは、電気代を直接、電力会社に支払っている場合のみです。
次は、J:COM電力のセット割引の詳細について、カンタンに解説していきます。
J:COM電気のセット割引の詳細
電気・ネット・電話・TVなどをセットにすれば、最大12,000円の割引が受けられる、JCOMのセット割。
このセット割、住んでいるエリアや契約プランによって、割引される金額が違うので注意が必要です。
ここでは、例として【関東・札幌・仙台・関西】エリアを紹介します。
スマートお得プラン1G☆/320 電力セット
【割引額】
- 戸建住宅:12,000円OFF( 24ヶ月間500円割引)
- 集合住宅:6,000円OFF (12ヶ月間500円割引)
スマートお得プラン120 電力セット
【割引額】
- 6,000円OFF(12ヶ月間500円割引)
スマートお得セレクト NET 1G☆/320 + PHONE 電力セット
スマートお得セレクト NET 1G☆/320 電力セット
スマートお得オンデマンド NET 1G☆/320 + PHONE 電力セット
スマートお得オンデマンド NET 1G☆/320 電力セット
上の3つのプランも同様の割引額です。
【割引額】
- 戸建住宅:7,200円OFF(24ヶ月間300円割引)
- 集合住宅:6,000円OFF(12ヶ月間500円割引)
スマートお得セレクト PHONEコース 電力セット
「スマートお得オンデマンド PHONEコース 電力セット」も、同様の割引額です。
【割引額】
- 戸建住宅:6,000円OFF(12ヶ月連続500円割引)
スマートお得プランミニ 電力セット
【割引額】
- 戸建住宅:7,200円OFF(24ヶ月間300円割引)
- 集合住宅:6,000円OFF(12ヶ月間500円割引)
他のエリアの割引条件に関しては、J:COM公式サイトをご覧ください。
次は、J:COM電力の注意点や支払いについて、解説していきます。
J:COM電気に切り替える際の注意点
支払い方法は?
J:COM電力の支払方法は、クレジットカード払い、もしくは口座振替です。
検針日や検針票はどうなる?
JCOMの電気に切り替わっても、電気の検針日は今までと同じです。
ただ、検針票は届かなくなります。
検針票の発行を希望の際は、月額50円必要です。
工事や工事費は必要?
J:COM電力に切り替える際に、工事は原則ありません。
もし、自宅の電気メーターが「スマートメーター」に変わっていない場合は、工事が必要です。
ただ、工事費は無料なので必要ありません。
スマートメーターとは30分ごとの電気のご使用量を計測することができ、かつ通信機能を保有しているため、遠隔でメーターの指示数を取得することが可能です。
(注)従来のメーターからスマートメーターへの取替えにおいて個別に料金をいただくことはございません。
スマートメーターに切り替わっていなくても、電力会社が勝手に手配してくれるので、とくに気にする必要はありません。
契約中の電力会社への解約手続きはいらない?
J:COM電気に切り替える場合、現在契約中の電力会社には、J:COMが連絡します。
なので、申し込み手続きだけやればOKです。
解約手続き不要は、どこの電力会社に切り替えるときでも同じです。
では、次は「J:COMの電力の口コミや評判」を紹介します。
J:COM電気の口コミや評判
J:COMの電気に切り替えて「高くなった」というような口コミはありませんでした。
ただ、「カスタマーセンターの対応が悪い」といった、サービス面に関する悪い評価がありました。
高すぎるでしょ!!!😳うちJCOM電気にしましたけど、電気代ぜんぜん変わりましたよ!エアコン、ホットカーペット付けっ放しで、JCOMチャンネル、wifi代込みで18000円くらいですよ!
— MEGUHANCOCK (@meguhancock) 2018年1月22日
JCOM電気大して安くないし解約しようと思ったら、違約金スゲーとられんのねこれ。
— koyasu (@koyasu2112) 2018年10月18日
我が家仕事でパソコン使ってるから一般家庭より結構かかってる方だけど、それでも2万だよ🙄
電力会社変えると全然違うけどね!
東京電力→JCOM電気→東京ガスに変えていった!— はや◇ (@hayank0) 2019年1月30日
次は、J:COM電力よりも電気代が安くなる電力会社を、3つ紹介します。
J:COM電気以外でおすすめの電力会社3選
- 楽天でんき
- Looopでんき
- 親指でんき
紹介している3社は、料金プランや契約条件など同じで、下記の「ここがポイント!」の条件を満たしています。
(親指でんきだけ、少しユニークな料金プランがありますが…)
ここがポイント!
- 契約期間の縛りなし
- 解約金0円
- 事務手数料0円
- 電気の基本料金0円
- 電気料金単価が一律料金
電気の基本料金は、電気を使っても使わなくても毎月請求されます。
今回紹介している3社は基本料金が0円なので、基本料金分、毎月安くなります。
電気料金は、通常使えば使うほど料金単価が高くなります。
つまり、電気をたくさん使うほど、料金が割高になります。
ただ、今回紹介している3社は、一律の料金単価なので、電気をたくさん使っても割高になりません。
楽天でんき
楽天でんきは、楽天が運営するサービスです。
知名度・会社の規模、どちらも抜群なので安心感があります。
楽天カードを持っていれば、電気代が楽天ポイントとして貯まるので、楽天ユーザーには嬉しいサービスです。
電気料金の支払い方法は、クレジットカード払いのみです。
Looopでんき
「電気基本料金0円・一律の電気料金単価」の先駆けの会社です。
電力自由化が始まった当初は、無名の会社ながら契約数を一気に伸ばしました。
契約の伸びは当時よりは落ち着いてきたようですが、現在も変わらず人気の高い会社です。
公式サイトで細かい料金シミュレーションが出来るのが特徴。
電気料金の支払い方法は、クレジットカード払いのみです。
親指でんき
親指でんきという、よくわからないネーミングの会社ですが、料金の安さはトップクラスです。
ペットを飼っている方向けの「わんにゃんプラン」「夜更かしプラン(現在契約できません)」など、独自のユニークなプランがあります。
あと、支払方法が、クレジットカードと口座振替から選べるというのも強みです。
時期やタイミングによりますが、契約すると「Amazonギフト券3,000円プレゼント」などのキャンペーンが開催されることがあります。
キャンペーンの開催頻度や、支払い方法が口座振替も選べる点で、紹介している3社の中で一歩リードしています。(知名度はイマイチですが・・・)
まとめ
J:COM電気は、今後も2年間(集合住宅は1年間)、ネットやテレビのサービスを継続するなら検討する価値はあります。
他の電力会社に比べて条件が厳しかったり、割引がわかりにくかったりするので、内容をよく確認してから契約するようにしてください。
電気代の割引金額はそこまで大きくありませんが、
「ネットもTVもJ:COMでまとめたい」
「支払いを一つにして管理をラクにしたい」
という方であれば、J:COMの電気はおすすめですよ。