「大阪ガスの電気に変更すれば、毎月の電気代が安くなります」と、案内がポストに入っていたり、電話がかかってくることもあると思います。
年間5,000円~6,000円、今と比べるとお得ですよと言われると、心が動いてしまいますよね。
でも、安易に変更してもいいものなのでしょうか?
よく相談されるのが、「毎月の光熱費は高いより安い方がいいが、デメリットはないんですか?」ということです。
デメリットは当然あります。
どんなご家庭でも安くなるというようなものではありませんので、大阪ガス電気のデメリットについて説明します。
大阪ガスの電気の3つのデメリットとは?
大阪ガスの電気の最大のメリットは、「電気代が安くなる」ということです。
でも、安くなると言われると気になるのはデメリットです。
大阪ガスの電気には、デメリットが3つあります。
- 今の料金(電気代)より高くなることがある
- 契約縛りがある
- 解約時に違約金が発生する
関西電力の電気料金よりも割高になることがある
現在の関西電力の電気料金プランが従量電灯Aの場合で、毎月の電気料金が5,000円以上かかっているようであれば、わずかながらもメリットはあります。
ただ、関西電力の契約プランが「はぴeプラン」や「はぴeタイム」、時間帯や季節別料金メニューに加入している場合は、大阪ガスの電気に契約変更すると、今よりも料金が高くなる可能性があります。
大阪ガスの電気に契約変更して今よりも高くなってしまった場合は、関西電力の契約に戻すこともできますが、現在「はぴeプラン」を契約している場合は戻ることができなくなります。
戻れない理由は、関西電力で「はぴeプラン」のメニューが終了しているためです。
従量電灯Aの場合は特に気にする必要はありませんが、それ以外の料金メニューで契約している場合は、関西電力に確認してから変更されることをおすすめします。
大阪ガスの電気の契約期間と違約金
携帯電話やインターネットを契約するときに2年縛りがあるように、大阪ガスの電気にも契約の縛りがあります。
その中でも「ベースプランA」は契約縛りを選ぶことができます。
ベースプランAというのは、大阪ガスの都市ガスを使っていない方向けの料金メニューです。
ベースプランAの「契約縛りあり」と「契約縛りなし」の違い
契約縛りありとなしでどう違うのかというと、「割引率」と「解約金の有無」です。
【契約期間がないプラン】
関西電力の電気と比べると2%程度の割引があります。
契約期間の縛りがないので当然解約金は発生しません。
【契約期間があるプラン】
関西電力の電気と比べると4%程度の割引があります。
契約期間の縛りは2年間で解約金は2,000円です。
大阪ガスの都市ガスを契約している方向け「ベースプランA-G」
現在、自宅のガスを大阪ガスで契約している場合は、「ベースプランA-G」というプランになります。
関西電力の従量電灯Aを契約している場合、ベースプランA-Gに切り替えると、毎月の電気使用量に関係なく電気料金が安くなります。
現在「関西電力 従量電灯A」を契約している方は、大阪ガスの電気料金シミュレーションでどれくらい安くなるかを調べることができます。
まとめ
大阪ガスの電気のデメリットについて解説しました。
毎月の電気代が、現在の支払額より高くなってしまう可能性があるのは、大阪ガスに限らず他の事業者も同じです。
現在の電気の契約プランによってはメリットがないこともありますので、事前にシミュレーションは必須です。