アプラスカードの暗証番号を、希望通りの番号に変更する手続きについて解説します。
実は、暗証番号の変更方法は2通りあるのをご存じですか?
暗証番号の変更は、今持っているカードが「ICカードか、ICじゃないか」で受付方法が分かれます。
自分が持っているカードが、ICカードかどうかの見分け方があります。
カードに1cm×1cmの金色のチップは付いていますか?
付いていれば、それが「ICチップ」です。
そしてICチップが付いているカードが「ICカード」です。
なお、ICチップが付いていないカードは「磁気カード」と呼ばれます。
これを踏まえたうえで、暗証番号の変更方法について解説していきます。
ICカードの暗証番号の変更方法
暗証番号はICチップに記録されているので、カード自体を交換する事になります。
「今のカード(に付いているICチップ)」は「今の暗証番号」との組み合わせでなければ、利用できないようになっています。
手続きの流れは、以下の通りです。
①コールセンターへ電話して、変更書類を取り寄せます。
②約1週間で自宅に届くので、希望の暗証番号を記入して返送します。
③書類を投函してから約2週間で、希望の暗証番号に書き換えられたカードが届きます。
④新しいカードが届いたら、これまでのカードはハサミで切って処分します。
今のカードは、新しいカードが届くまで利用していても全く問題ありません。
(すでに暗証エラーでロックがかかっている場合は別ですよ)
カード番号は変わらないので、携帯料金の支払いやサイトのカード情報はそのままです。
Tポイントなども、データ上で引き継がれます。
なお、暗証番号は「他人に推測されにくいもの」をお奨めします。
注意!「生年月日」や「電話番号の一部」、「1111」などでも登録はできますが、暗証番号の盗用で不正利用が発生した場合、保証してもらえない可能性があるので要注意です。
磁気カードの暗証番号の変更方法
磁気カードの場合は、2パターンあります。
今の暗証番号が分かる場合
IVR(自動音声応答サービス)の暗証番号変更メニューで手続きができます。
これまでは、データ上で暗証番号が書き換えられるだけだったので、IVRで手続きさえすれば、あとは今のカードをそのまま利用できました。
現在はICカードへの移行が進められているため、IVRで手続きすると、ICチップの付いた新しいカードが、約2週間で自動的に届きます。
届いたカードは希望した暗証番号が登録されている状態なので、これまでのカードはハサミで切って処分します。
今の暗証番号が分からない場合
今の暗証番号が分からないとIVR操作ができないため、コールセンターへ連絡して書類を取り寄せる必要があります。
取り寄せた後の手続きは「今のカードがICカードの場合」と同じです。
コールセンターに電話をする時間がない・繋がらない時の裏技
コールセンターに電話する時間がない、繋がらない、という場合の裏技です。
①IVR(自動音声応答サービス)で暗証番号の取り寄せをします。
②約1週間で暗証通知が届くので、暗証番号が分かります。
③暗証番号が分かれば、【IVR(自動音声応答サービス)の暗証番号変更メニュー】での手続きに進めます。
(あくまでも「今のカードが磁気カードの場合」のみに使える方法です。)
クレジットカードがIC化されている理由
カードがどんどんIC化されていっていますが、それには理由があります。
2020年の東京オリンピック開催に向けて、日本は今、色んな面で世界水準を目指していますよね。
日本はキャッシュレス化が遅れていると言われていますが、クレジット業界では、カードセキュリティの向上のため、「カードのIC化100%」を目指しています。
そのため、これまで磁気カードだったものも、有効期限を迎えると、自動的にIC化された更新カードが送られてくるというわけです。