公団住宅で光回線を利用する場合、許可が必要になる場合があります。
集合住宅の光回線の引き込みは2パターンで
- 建物に設置されている光の設備(ラック)から引き込む
- 一戸建てと同じように電柱から直接引き込む
このどちらかになります。
1.の建物に光が設置されている場合、許可は必要ありません。(稀に許可が必要な場合もあります)
問題なのは、2の一戸建てと同じように電柱から直接光ファイバーを引き込むパターンです。
建物に光の設備が入っていない場合、直接引き込む以外に方法がないのですが、市営や県営などの公団住宅だと、かなり高い確率で許可が下りません。
- 市営住宅での光回線の工事の許可の取り方
- 工事の許可が取れない場合のWi-Fiのつなぎ方
この2つについて解説しています。
市営住宅で光回線の工事の許可を取る方法
先にお伝えしておくと、市営住宅で光回線の工事の許可を取るのはかなり難しいことです。
インターネットのことをあまり詳しくない方だと、不可能に近いと思います。
各地域の役所によって必要な書類や手続きは多少違うと思いますが、以下の2つが必要です。
- どの箇所(どういったルート)を工事するのかがわかる書類の提出
- だいたい断られるので、こちらの言い分を押し通せる精神力
この2つが出来ない方は、光回線の引き込みは諦めた方が良いです。
ドコモ光やソフトバンク光などに直接申し込みしたとしても、代りにやってくれる可能性はかなり低いですよ。
もし仮に工事の許可が下りたとしても、申し込みしてからインターネットが利用できるようになるまで、3ヶ月~半年くらいはかかることが多いです。
光回線にこだわる理由ってありますか?
もしあなたが、
- 光回線でないとインターネットを繋ぐ意味がない
- ドコモ光やソフトバンク光などを絶対に利用したい
- 光を契約しないといけない事情がある
例えば、
- お子さんの為にネットを繋ぎたい
- スマホの通信制限がかかるのでWi-Fiを使いたい
- パソコンやゲームを利用したいのでネットを契約したい
こんな理由なのであれば、光回線ではなくWiMAXを契約した方が便利でお得です。
ポケットWi-Fiって言う方もいらっしゃいます。
WiMAXは工事が不要なので許可を取る必要がありません。
しかも、最短で申込みした翌日に本体を発送してくれるので、ネットを早く使うことができます。
光回線とWiMAXの違いについて説明しますね。
光回線とWiMAXの比較 料金や速度の違いは?
WiMAXのインターネットの速さ(通信速度)は、戸建て用の光回線とマンション用の光回線の間くらいです。
※集合住宅は「光配線方式」の場合、最大速度は1000M
※最大速度は下りの速さ
インターネットの速さは、「M]の前の数字が大きければ大きいほど速くなります。
つまり、WiMAXは光回線の一戸建てタイプ(電柱から直接引き込むタイプ)より遅いですが、集合住宅タイプ(マンションに設備が設置されているタイプ)よりも速いということですね。
WiMAXは光回線と比べて月額料金が安い!
WiMAXは光回線と比べて月額料金が安いのも魅力の一つです。
通信速度も速くて月額料金も安いWiMAXですが、デメリットもあります。
WiMAXのデメリット
WiMAXのデメリットは、3日10GBの通信制限です。
速度制限がかかる利用データ量 | 直近3日間で10GB以上(「WiMAX 2+」と「au 4G LTE」のデータ量の合計) |
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制限時間 | 3日間で10GBを超えた日の翌日のネットワーク混雑時間帯 (18時頃~翌2時頃) |
制限後の最大通信速度 | 概ね1Mbps(YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度) |
単純計算ですが、1ギガの目安の10倍のことを3日間でやると制限がかかります。
WiMAXはモバイル型とホームルーター型の2種類
WiMAXには、「モバイル型」と「ホームルーター型」の2種類があります。
モバイル型
- メリット :持ち運びできるので、家でも外でも使える
- デメリット:ホームルーター型に比べて、室内での電波が弱い
ホームルーター型
- メリット :モバイル型よりも室内での電波の受信が強い
- デメリット:コンセントが必要なので持ち運びに適していない
モバイルルーターもホームルーターも、月額料金や最大通信速度(440M)などは同じです。
こんな感じで選ぶと良いですね。
WiMAXなら工事や許可を取る必要がないので、気軽にWi-Fiを利用することができますね。
公団住宅の光回線の工事の許可を取るのは本当に大変なので、光回線にこだわりがなければ、WIMAXを利用した方が月額料金も安いのでお得に利用できますよ。