eo電気と関西電力の違いをご存じですか?
eo電気は関西電力のグループ会社のケイオプティコムが運営しているので、「なぜ、関西電力の顧客を奪う?」と不思議に思う方もいると思います。
この記事では、eo電気と関西電力の比較や違いについて解説します。
eo電気と関西電力を比較
eo電気は関西電力で従量電灯契約をしている方を対象としたプランです。
関西電力の従量電灯Aを契約している場合、電気の使用量が多い少ない関係なく、電気代が安くなります。
※電気を使わない・使用する量が極端に少ないなどの場合、電気代が高くなってしまう可能性があります。
現在の契約が従量電灯かどうかは、はぴeみる電 or 検針票で確認できます。
eo電気は、eo光を利用していなくても契約できるようになりました。
※以前は、eo光利用者以外は契約出来ませんでしたが、ルールが変更になりました。
ただ、eo光を利用していない場合、eo電気を契約するメリットはほどんどありません。
①関西電力のなっトクでんきにプラン変更する
⇒関西電力のなっトクでんきの仕組みやメリット・デメリット
②関西電力以外の会社に切り替える
⇒関西エリアで選ぶべき新電力会社ランキング
eo光を利用していない方は、上記を参考にしてください。
eo電気と関西電力 どっちが安くなる?
ここからは、eo光とeo電気をセットにした場合の比較で解説していきます。
eo電気には、「スタンダードプラン」と「シンプルプラン」の2つのプランがあります。
2つのプランを選ぶ基準は、毎月の電気代です。
eo電気スタンダードプランと関電の比較
毎月の電気代の平均が10,000円程度の場合、eo電気に切り替えると、年間で約5,000円程度安くなります。
eo電気のスタンダードプランは、関西電力の従量電灯Aと比較すると、毎月約5%の割引です。
大阪ガスの電気が、関電と比較すると4%~5%程度の割引ですので、同じくらいですね。
電力自由化によって切り替えられるようになった新電力会社としては、標準的な割引額です。
関西電力とeo電気スタンダードプランの料金単価比較表
関西電力 | eo電気 | |
最低料金(基本料金) | 334.82円 | 1,144円 |
120kwhまで | 19.95円 | 18.29円 |
120kwhを超え300kwhまで | 25.33円 | 18.33円 |
300kwhを超えた分 | 28.76円 | 27.32円 |
eo電気のスタンダードプランは関西電力と比べると、300kwhまでの料金単価がかなり安くなります。
300kwhというと、おおよそ1ヶ月の電気代が8,000円弱くらいです。
その変わりに、最低料金(基本料金)が関西電力に比べると、かなり高くなっています。
eo電気シンプルプランと関電の比較
毎月の電気代の平均が18,000円程度の場合、eo電気に切り替えると、年間で約13,000円程度安くなります。
eo電気のシンプルプランは、電気の使用量が多ければ多いほど、割引率が高くなる仕組みです。
関西電力とeo電気シンプルプランの料金単価比較表
関西電力 | eo電気 | |
最低料金(基本料金) | 334.82円 | 1,179円 |
120kwhまで | 19.95円 | 22.35円 |
120kwhを超え300kwhまで | 25.33円 | |
300kwhを超えた分 | 28.76円 |
120kwhまでの単価は関西電力の方が安いですが、120kwhを超えるとeo電気の方がグンと安くなります。
120kwhというと、おおよそ1ヶ月の電気代が3,000円弱くらいです。
1ヶ月の電気代の平均が18,000円くらいの場合、年間13,000円安くなるので、約6%程度の割引になります。
関西電力とeo電気の違いは?
eo電気と関西電力、どちらも電気の品質は同じですので、何も変わりません。
電気料金の支払い先がeo電気に変わるだけです。
それに伴って、支払い方法の登録などは必要ですが、特に大きなデメリットはありません。
これは、eo電気だけでなく、どの電力会社に切り替えるときでも同じです。
まとめ
eo電気は、自宅のインターネットがeo光でない場合でも契約できますが、わざわざ契約を切り替えるメリットがありません。
スタンダードプランとシンプルプランを選ぶ目安は、1ヶ月の電気代の平均額が17,000円を下回るか上回るかです。
関西電力と比べた場合の割引率は5~6%ですので、Looopでんきに比べるとそれほど大きくありませんが、関西電力のままにしておくよりは安くなるので、切り替えた方がお得ですね。