毎月の光熱費は安い方がいいので、自宅の電気やガスの会社を変更したい。
「安くなる」とは言われるけど、「本当に安くなるのか」、「なぜ安くなるのか」がわからないので、現状維持のまま。
確かに「安くなりますよ」とだけ言われても、仕組みがわからないと不安ですよね。
毎月のガス料金が、大阪ガスよりも、なぜ関電ガスの方が安くなるのか?
仕組みをわかりやすく解説していきます。
関電ガスが安い理由は?
まず、疑問に思うことは、「なぜ関電ガスの方が安くなるのか?」ということではないでしょうか?
関電ガスの方が安い理由を解説していきます。
プロパンガスを利用している場合、関電ガスに変更することが出来ません。
「プロパンガスの料金が高い」とお困りの方は、プロパンガスの料金が高い3つの理由と安くする方法をご覧ください。
関電ガスの方が安い理由
関西電力が大阪ガスからガスを購入しているというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際はそうではありません。
関西電力は、大阪ガスと同じようにガスを作るための燃料を購入しています。
ガスの購入量が多い、つまり仕入れる量が多いということです。
仕入れる量が多いと、単価が安くなりますよね。
身近なところでいうと、業務スーパーなんかがそうです。
お肉とか魚など、入っている量は多いですが、単価が安いですよね。
同じように、関西電力は大阪ガスよりもガスを多く仕入れているため、ガスの価格を下げられるということです。
なぜ、関西電力がガスを作る燃料が必要なのか?
その為、ガスを作る燃料が必要なんですね。
あとは、単純に大阪ガスよりも安くすることで大阪ガスのお客さんを取る事ができるからですね。
ガスの料金を下げて電気とセットにしてもらえば、電気を他社に奪われにくくなります。
これは、関電や大阪ガスだけでなく、携帯や自宅のインターネット回線でも同じことが言えます。
スマートフォンの機種変更や、他社に乗り換えた時に「自宅のインターネットは?」などと聞かれることもあると思います。
携帯もインターネットもまとめることで、他社に乗り換えられにくくする為です。
関電ガスの仕組みは?
「関西電力がどうやって一般家庭にガスを供給するの?」と、疑問に思う人も多いと思います。
関西電力がガスを供給する仕組みと、家庭やお店までガスがどうやって届くのかについて解説します。
関西電力がガスを供給する仕組み
さきほど紹介したように、関電は火力発電の為に燃料を燃やしてガスを作っています。
原子力発電が騒がれるので、影が薄いイメージの火力発電ですが、
関西電力も大阪ガスと同じように、自社でガス製造工場を持っています。
大阪ガスからガスを購入して販売するわけではなく、「関電ガス」は自社で作ったガスを販売する仕組みです。
関電ガスはどうやって自宅やお店まで届けられる?
関西電力が作ったガスが、どうやって自宅やお店に届くのか?
それは、関電が作ったガスを大阪ガスの配管に流しているだけです。
関電も大阪ガスも、堺や姫路にガス製造の工場があるのですが、実はガスのパイプラインが繋がっています。
その為、現在使っているガスも大阪ガスと関西電力が作ったものが混ざっています。
なので、どちらが作ったガスを使っているのか、わからないということです。
「大阪ガスから関電ガスに変わったら、品質は?」と心配になるかもしれませんが、品質は同じ物ですし、そもそも今と何も変わりません。
ただ、毎月のガス料金を払う会社が違う、というだけのことですね。
関電ガスで安くならない人は?
毎月の光熱費が安くなるのは良いことですが、誰でも安くなるのか?というと、そうでもありません。
詳しくは関電ガスの評判や口コミにて説明していますが、簡単にこんな人は安くならない(切り替えない方がいい)、というものを紹介します。
・毎月のガス料金が安い人
・大阪ガスの契約プランが、通常契約とは違う人
・大阪ガスで機器のリース契約をしている人
・対象外エリアの人
※契約の変更にあたっては、大阪ガスの料金や契約プランの確認が必要です。
大阪ガス電気と関電ガスのメリットデメリット・仕組みや解約金のまとめ
大阪ガスの電気と関電ガスのメリットデメリット・仕組みや解約金などについてまとめた記事です。
関電ガスが安い理由や仕組みをまとめると
関電ガスも大阪ガスも、同じ品質のガスです。
契約を変更したからといって、安全面での不安はありません。
単純にガス料金を支払う会社が変わるだけですね。
ただ、毎月のガス料金や契約プランによっては、安くならない場合もあるので注意が必要です。
なので、料金シミュレーションしてから切り替えるようにしてください。
あと、大阪ガスから関電ガスに切り替えるにあたり、関電ガスになると変わることや、緊急時の対応やデメリットなどについても、必ず確認してからの方がいいですね。