Amazonプライムの年会費が無料になる、大阪ガス電気のスタイルプランP。
Amazonプライムが無料で利用できて、月々の電気代も安くなるのであれば、かなりメリットが大きいプランですよね。
この機会に、大阪ガスの電気に切り替えを検討している方もいると思います。
実はお得なことばかりではない、スタイルプランPの
- メリット
- デメリット
- ベースAGとの比較
について解説していきます。
大阪ガススタイルプランPのメリット
スタイルプランPのメリットを簡単に紹介します。
- Amazonプライム年会費(3,900円)が無料になる
- 関西電力の従量電灯Aよりも電気代が安くなる
スタイルプランPのメリットは、上記2点です。
大阪ガススタイルプランPのデメリット
Amazonプライムの年会費が無料になって、電気代も安くなる「スタイルプランP」。
良い事づくめのようですが、デメリットもありますので、確認しておきましょう!
スタイルプランPの契約期間や解約金は?
大阪ガスの一般家庭向けの電気メニュー「ベースプランA」や「ベースプランA-G」には、契約期間や解約金の設定はありません。
ただ、スタイルプランPに関しては、1年間の自動更新契約です。
更新期間以外でスタイルプランPを解約すると、残りの月数×325円の違約金が発生します。
例えば、更新期間まで残り5ヶ月で解約した場合、
5ヶ月×325円=1,625円
の解約金を大阪ガスに支払う必要がある、ということです。
大阪ガスの電気を解約してもAmazonプライムの請求は継続される
大阪ガスの電気を解約しても、Amazonプライムは自動解約になりません。
元々、Amazonプライムを使用している方だと問題ないと思いますが、「料金が無料なので、アマゾンプライムを利用していた」というような場合、自分でアマゾンプライムの解約をする必要があります。
Amazonプライムが必要ない場合は、「大阪ガスの電気」+「アマゾンプライム」の両方を解約する必要があります。
Amazonプライムの料金は無料になるが・・・、実はそれほどお得ではない
「Amazonプライムの年会費は、スタイルプランP契約中は、大阪ガスが負担し続けます!」
というような、キャッチコピーを見て、
「スゴイ!」とか「へぇ~お得なプラン!」と、思う方も多いと思います!
確かに、「Amazonプライムの年会費を負担し続ける!」というのはスゴイですよね。
ただ、実はスタイルプランPは、「ものすごくお得なプラン!」というわけではありません。
毎月の電気料金によっては、従来のプラン「ベースAG」を契約した方がお得になることも多いです。
もっと言うと、電気料金を安くする目的なら、スタイルプランPに切り替えるのではなく、他の電力会社に乗り換えた方がお得ですよ!
大阪ガススタイルプランPとベースAGの比較
スタイルプランPは、電気料金だけで、「電気」と「アマゾンプライム」を利用することができますが、実は電気料金単価が通常より割高に設定されています。
【電気料金単価の比較】
料金設定 | ベースプランA-G | スタイルプランP |
基本料金(1契約) | 279.82円 | 580円 |
15kwh~120kwhまで | 19.95円 | 20.19円 |
121kwh~350kwhまで | 24.45円 | 24.53円 |
350kwh | 27.33円 | 28.76円 |
※基本料金とは、電気使用量に関係なく必要な料金です。
※電気料金は、「使用量×電気単価」で計算されます。
※2019年9月30日時点の料金単価
大阪ガススタイルプランPは基本料金が割高
ベースプランA-Gに比べて、スタイルプランPは、基本料金が月々300円程高く設定されています。
つまり、基本料金が年間で3,600円高くなるわけです。
そして、Amazonプライムの年会費は3,900円(税込)です。
年会費3,900円-基本料金3,600円 = 300円
スタイルプランPはAmazonプライムの年会費が無料になっていますが、電気の基本料金が割高に設定されているので、実質は年間で300円しかお得にならない!ということです。
月々の電気代が3,000円を超えるならベースプランA-Gにした方がお得かも?
電気代が3,000円を超えるようであれば、スタイルプランPを契約するよりも、ベースプランA-Gに加入して、Amazonプライムは個別で加入した方がお得になる可能性が高いです。
下の表は、月々の電気料金が約3,000円の場合の、シュミレーション結果です。
Amazonプライムの料金は入れずに、単純に電気料金のみで比較しています。
プラン | 関西電力の年間料金 | 切替え後の年間料金 | 年間の差額 |
ベースプランA-G | 36,554円 | 35,816円 | 738円 |
スタイルプランP | 36,554円 | 39,728円 | 3,174円 |
※関西電力の料金プランは従量電灯A
※シュミレーションは概算ですので、切替の際は必ずご自身でシュミレーションするようにしてください。
スタイルプランPは、今よりも電気代が3,174円も高くなってしまいました。
Amazonプライムの年会費を入れて計算すると
↓ ↓ ↓
プラン | 年間の差額 | Amazon年会費分割引 | 合計差額 |
ベースプランA-G | 738円 | ー | 738円 |
スタイルプランP | 3,174円 | 3,900円 | 726円 |
※シミュレーションは概算ですので、切替の際は必ずご自身でもシミュレーションするようにしてください。
Amazonプライムの年会費割引分を含めても、ベースプランA-Gの方が安くなります。
ですので、月々の電気代が3,000円を超えるようであれば、「アマゾンプライム」は個別で契約した方が良いということですね。
【まとめ】大阪ガスAmazonプライムが無料になるスタイルプランPのデメリット!
大阪ガスのスタイルプランPは、Amazonプライム料金が「ずっと無料」なので、かなりインパクトがあります。
ただ、実際には料金的なメリットはあまりありません。
スタイルプランPを契約する時の注意点をまとめたものです。
- 契約期間は1年間の自動更新契約
- 解約金は、契約残り月数×325円
- ベースプランA-Gよりも割高な料金設定
料金設定が割高な為、月々の電気料金が3,000円を超えるようであれば、ベースプランA-Gを選択した方がお得になる可能性が高いです。
もしくは、大阪ガスの電気ではなく、別の電力会社に変更した方が安くなる可能性が高いですよ。
【結論】スタイルプランPは電気料金に関しては、それほどメリットがないプランということが言えますね。